2017-04

またまた「大山鳴動」東京都百条委員会

 新たな証人喚問をすることなく、東京都の百条委員会が幕を閉じることになりました。都議会では浜渦さんの偽証告発を決めたものの、豊洲問題で都の部下から報告を受けたかどうか、石原元都知事との連携があったかどうか、などしょせんコップの中の話。肝心の東京ガスとのやりとり、瑕疵契約の放棄、800億円以上に土壌汚染処理経費が膨らんだ経緯は結局藪の中という話です。
 都知事のシナリオに乗った議員のパフォーマンスというほかなく、案の定、というほかありません。大風呂敷をぶち上げて結果の出ない政治は今に始まったことではないでしょうけど、怖いのは人気だけが先行すること。民主党で懲り懲りしているといいながら、大阪維新はいまだ人気があります。うやむやになって、さあ次、という繰り返し。
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周回遅れの日本政治どちらがいいのか

 フランスの大統領選が佳境に入ってきました。新聞報道によれば決選投票はマクロン絶対有利にみえますが、トランプの時もそうでしたので、まだまだわからない気がします。そのルペンさん、極左のメランションに秋波を送っているらしく、右左が合流か、などと書いているところもありますけど、もはや世界はそんな観点からは動いていないのだと感じます。
 ひるがって日本の場合、安倍1強になすすべなし。欧米からすれば周回遅れの政治をやっているようにも感じます。ただし、移民政策のなかった日本だから平和ボケしているともいえ、それがいいのか悪いのか。安倍政権の安泰もそのおかげでしょうが、周回遅れで欧米化なんてことになれば、最悪ではないでしょうか。

なぜ問題にしない森友学園「与党の許可」発言

 森友学園の8億円値引きの資料を出せない理由として、昨日20日の参院の国土交通員会で、大塚拓財務副大臣があろうことか「与党の許可がないと出せない」と言ってしまいました。本音といえばそれまでですが、あまりに低次元な答弁。この森友の件は「政治的な問題になっているから」などとも言っています。
 つまるところ政治圧力で真相解明できない、と認めてしまっているような話。しかし、もっと問題なのは、この手の問題がさして問題ならない問題。マスコミも含めて問題だらけです。

いつものすり替え「山本地方創生担当大臣」の国会答弁

「がんは学芸員」発言で追及された発言を撤回した山本幸三地方創生担当大臣。今治市の獣医学部新設問題で「加計学園」問題を民進党に質問されると「事業者選定はいずれも法令に従い適切に実施されている。首相夫妻が影響を与えたことは一切ない」としたうえで、獣医学部新設の特区実現について検討するとしたのは民主党時代だ、と反論しました。
 旧民主党のせいにするのは安倍政権の常套手段ではありますが、問題は構造改革特区から国家戦略特区になったあとのこと。議論をすり替えるのもまたいつものやり方ですが、一連の経緯を振り返って首相の影響がなかったといえるでしょうか。北朝鮮情勢も大変ですが、それとこれとは別。

第二の森友「加計学園」問題の焦点

 文藝春秋に続き、本日発売の週刊現代「ジャーナリストの目」でも、ポイントを整理するつもりで、加計問題をとりあげました。以下抜粋。

「森友学園騒動の余波を受けたが、我々は全く違うんです」
 学校法人加計学園の岡山理科大学獣医学部新設について4月11日、愛媛県今治市長の菅良二が、市民向けの説明会でそう釈明した。岡山市を本拠地とするこの加計学園、神戸市にある傘下の保育施設「御影インターナショナルこども園」で、あの安倍昭恵夫人が名誉園長に就任してきたことから「第二の森友」と呼ばれてきた。(中略)
前文部科学大臣の下村博文ならびに今日子夫人。昭恵、今日子、加計理事長が仲睦まじく連れ立って訪米し、現地の小学校と加計学園グループとの提携に奔走している。いったい、その〝外遊〟費用は、どこの財布から出ているのか、勘繰りたくもなる。
学校経営はもとより獣医学部新設に、文科省の力学が働くのはいうまでもない。なので、下村夫妻と加計理事長とはどんな付き合いをしてきたのか、そこも興味がわく。
そしてもう一つ、忘れてならないのが出入り業者の役割だ。

 こちらもお忘れなく。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)など。最新刊は「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)

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