2009-11

生涯一記者奇跡の生還

 週刊新潮に小生の尊敬する凄い記者がいます。年齢はもう60代後半のOさん。この年齢で週刊誌の第一線現場記者としてバリバリやってきました。記憶に新しいところでは、自民党の鴻池さんを追い詰め、あそこまで言わせた人です。
 ところが実はOさん、そのすぐあとに食道癌が見つかってしまいました。そこからが、この人の凄いところです。化学治療、放射線療法を受けること、4か月ぐらいでしょうか。驚いたことに癌がすっかり消えたというではありませんか。しかもさらに驚いたことに、先週から職場復帰したらしい。
 さっそく昨日、編集部へ行きますと、すっかり元気になられていました。「おめでとうございます」と挨拶しようとしました。すると、「ちょっと、これから取材があるのでまた改めて」といつも通り。編集部を飛び出していきました。
 さすが、というか、空恐ろしい人です。何はさておき、おめでとうございます。

フライデー「空港は死んでいる」最終回

 本日発売のフライデーに空港特集の3回目が載っています。今回は静岡、茨城、岩国などいろんな空港をとりあげました。最終回ですので、是非ご覧ください。

インサイダー疑惑渦中の自殺とオリックス

 今日の新聞社会面にユニゾンキャピタル役員の自殺が報じらていました。証券取引監視委員会からインサイダー取引の疑いで事情聴取されていたといいます。
 ユニゾンといえばゴールドマンサックスの日本人パートナーだった江原好伸さんの起こしたファンド。実はあの村上ファンドと並び、オリックスの宮内義彦さんのバックアップを受けて設立されたところです。オリックスの前に、かんぽの宿騒動を買ったコスモスイニシアを買収。なかなか奥が深い会社です。

週刊文春「JAL役員恩給」寄稿

 本日発売の週刊文春でJAL問題を寄稿しました。これで3週連続ですが、今回は役員定年制に絡んだ「恩給」制度なるシステムについて書きました。従業員OBの年金問題がクローズアップされています。こちらは経営責任という点からもっと問題かもしれません。ご一読を。

タスクフォースのお値段

 企業再生支援機構入りとともに、JALのタスクフォース「チーム前原」が解散することになりました。また資産査定をやり直すそうですが、アリックスパートナーズを含めるとこれで3度目になります。
それにしても、タスクフォースにかかった費用はいくらなのか、気になりませんか。一説には6億円とも10億円ともいわれます。が、これは100人が最後までやり遂げた1年間での話。労働期間は1か月ですから、まさかそこまではいかないでしょう。彼らの報酬は時給制なっているそうですけど、まあ1年で10億円だといいますから、1カ月だと8000万円から9000万円といったところでしょうかね。一人当たりの月給80万円から90万円。それをJALが負担することになる。いずれにせよ、経営危機の会社にとっては痛い出費でしょう。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライターです。08年、「ヤメ検――司法に巣くう生態系の研究」、09年の「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事が2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。主な著作に「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」(新潮文庫)、「ヤメ検―司法エリートが利欲に転ぶとき」(新潮社)、「許永中――日本の闇を背負い続けた男」(講談社)がある。日本の空港問題を検証した「血税空港――本日も遠く高く不便な空の便」(幻冬舎)に続き、9月、「同和と銀行――三菱東京UFJ牘れ役瓩旅い回顧録」(講談社)を発売。

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