2016-12

駐車違反の矛盾

 このあいだ近所のコンビニで宅急便の手続きをして車に戻ると、駐車違反のステッカーが貼られて愕然としました。時間を見ると、わずか4分の駐禁。ステッカーを貼られた時刻が16時7分で、コンビニの領収書を見ると16時8分と1分違いでした。目の前のレジにいるのだから声をかけてくれればいいのですが、民間委託の駐車監視員はそんなに親切ではありませんとお巡りさんは言います。というより、監視委員は車を停めるところを予め狙っていたしょうでしょう。
 あんまり杓子定規なので頭にきて警察署に連絡して文句を言いいましたけど、どうにもならん。なお最悪なのは、反則切符を切られてしまったこと。出頭せずに放っておけば違反金の納付通知が来るだけで、反則点数は加算されないそうで、それもあとで知りました。出頭したほうがバカを見るなんて、矛盾だらけの道交法――、といっても後の祭り。お気を付けください。
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NHK会長人事の魑魅魍魎

 表題通り、本日発売の月刊文藝春秋で、先に決まったNHK会長選びの暗闘を振り返りました。

 ことの発端は、十月十一日のNHK経営委員会で会長の籾井勝人(七三)が唐突に切り出した議事録に記載のない次の一言だった。
「来年度から受信料を四%値下げしたい」
 十二人の経営委委員たちには、事前の説明もない。文字通り寝耳に水だったが、当の籾井にとっては、起死回生の一手のつもりだったに違いない。
三年前に会長に就任して以来、とかく物議をかもしてきた籾井は、局内の求心力はもとより、後ろ盾になってきた首相官邸からも見放され、間もなく迎える会長任期の満了でお払い箱になる危機感を抱いていた。
このままでは終われない――。本人の心情を推し量れば、そんなところだったのだろう。
単純に考えれば、受信料の値下げは視聴者にとって悪い話ではない。二期目の続投に望みをつなごうと捻り出した一手が、国民受けのいい受信料の値下げだったといえる。籾井は来年度の予算編成にあたり、ひと月五十円程度の値下げを提唱した。
 だが、当人の思惑とは裏腹に、最高意思決定機関であるNHKの経営委員会には、しょせん思いつきにすぎない無計画なパフォーマンスとしか映らなかった。――以下略――

 籾井さん、怒りの矛先を自民党に向ける珍現象も……。続きもぜひ。

パーゴルフ「芝と冠」連載スタート

 昨日発売の週刊パーゴルフから「芝と冠 企業人のトーナメント」というコラム連載を始めました。第1回は「ANAインスピレーション」杯。

 計画はまさにとつぜん持ち上がった。
「少々お話がありますので、お部屋に伺ってよろしいでしょうか」
 全日本空輸(ANA)マーケティングコミュニケーション(MC)部長 の吉田亮一(49)から社長の篠辺修(64)にかかってきた1本の電話が、始まりだった。2年前の2014年10月29日水曜日のことだ。JR新橋駅に隣接する高層ビル群の一角「汐留シティセンター」40階の役員フロアーにあるANA社長室で、吉田が切り出した。
「実は、全米女子ゴルフのメジャーツアーをやりたいと思っているのですが」
繰り返すまでもなく吉田によるこの唐突な提案が、全米女子5大ゴルフツアー旧「ナビスコ・クラフト選手権」トーナメントの冠スポンサー契約である。周知のように40年の歴史を誇るこのメジャートーナメントは、人気歌手ダイナ・ショアの提唱に応えた歯磨きメーカーのコルゲートが冠スポンサーとなり、その名も「コルゲート・ダイナ・ショア杯」としてスタートした。そこからナビスコにオフィシャルスポンサーが移り、彼女の死後も長らく「ナビスコ・ダイナ・ショア杯」として親しまれてきた。社長の篠辺自身が振り返る。
「吉田はおそらくいきなりのほうが効果あると思ったのでしょうな……(以下略)

 ゴルフ雑誌の連載は新たな試みです。ご笑覧ください。

新会長決定でも消えないNHKの官邸支配

 ついにNHKの新会長が元三菱商事の上田良一さんに決まりました。これで落ち着くかと思えば、そう一筋縄にはいかないようです。というのも上田さんは良識派で、官邸の意中の人ではないと見られているから。そこで、取り沙汰されているのが、来年2月に堂元光さんが任期を迎える副会長人事。会長はお飾りに位置付け、副会長を使ってコントロールすればいい――。そんな官邸筋の思惑が見え隠れし始めているといいます。
 で、安倍政権に近いNHK政治部ライン(海老沢派)が推しているのが、籾井体制を支えた堂元さんの続投、あるいはMさんのカムバックなのだとか。ここには首相秘書官が一役買っているという説もあり、まだまだきな臭い人事抗争が続きそう。

勝負あった東京五輪「森VS小池」

 昨日のグッモニでも話しましたが、最終結論のはずだった東京五輪の3会場問題。バレーボール会場の選定だけを先送りにした理由や説明がない小池百合子都知事は森喜朗さんにそこを突っ込まれてたじたじになっていましたが、それもそのはず。横浜市は東京都に対し、横浜アリーナ周辺住民の説得やバレーボール協会の賛成が必要だと異論を呈していた事実が判明しました。
 事実上、横浜市は横浜アリーナの開催は問題ありとノーを表明しています。小池さん、いよいよピンチですが、さらに問題なのは横浜市からこうした文書が東京都に送られていることについて隠していた事実。情報公開のうたい文句が泣きますゾ。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)など。最新刊は「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)

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