2018-06

銀座ザボン「40周年記念」写真

 芥川賞作家の島田雅彦さんと吉田修一さんにエスコートされ、水口素子ママが帝国ホテルの会場「孔雀東の間」に入場してきたときの写真です。

 ママの視線の先は、黒鉄ヒロシさんやさいとうたかおさん、ちばてつやさんや永井豪さんら、漫画界の巨匠たちが陣取っているテーブル。当代きってのイケメン作家2人と腕を組んで、いかにも幸せそうでした。
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銀座の老舗文壇バー「ザボン」40周年パーティ

 昨日、帝国ホテル「孔雀東の間」でザボンの開店40周年記念パーティがありました。司会は作家の重松清さん、昭和史研究の第一人者である半藤一利さんの挨拶から始まり、伊藤忠商事の丹羽宇一郎元会長や林真理子さんたちによる鏡割り、と華やかな宴が繰り広げられました。
 鹿児島出身の水口素子ママは名門「眉」から独立してザボンを始め、今では銀座でも指折りの名物マダム。小生は週刊新潮の山田彦弥編集長時代、忘年会の二次会で連れられて行ったのが初めてだったと思います。あの頃の週刊新潮は景気がよく、夏と冬の宴会は高級中華料理店を貸し切り、さらに二次会でザボンに繰り出すというのが恒例になっていました。50人ほどの編集部員が押しかけ若い編集部員は立ち飲みするほどの盛況だった記憶がありますが、そんな縁もあり長い付き合いになりました。
 出版不況と言われて久しい折、これだけのパーティができるのですからあっぱれです。

太刀洗飛行場記念館に展示された幻の「震雷」

 健さんの〝墓参り〟の前に福岡県の太刀洗飛行場記念館に立ち寄ってきました。終戦間際の特効訓練をおこなった場所で、鹿児島県の知覧にある訓練校は太刀洗校の分校にあたるそうです。記念館には、遺族にあてた特攻兵の手紙や遺書も展示されていて胸をうたれます。以下は、8月6日に完成した試作機「震雷」。海から引き揚げられたまま、ここに展示されていました。

高倉健の眠る「記念碑」

 昨日、高倉健さんの菩提寺にある福岡県中間市の記念碑を訪ねました。昨年11月に建立された立派な石碑で、健さんの好きだった王陽明の「寒青」とともに「高倉健」のサインや落款印が刻まれていました。
 あいにくの雨模様で記念碑が濡れていましたけど、寒青の言葉どおり、凍てつく風雪や寒さに耐え忍んでたくましく生きてこられた故人の遺志が伝わってくるようでもありました。ご遺族の希望で焼香台などは設けられていないそうですが、お参りするファンの方が絶えないとのことでした。

        

「平成26年11月10日没 ここに眠る」とあります。

政財官界「影の相談役」突然の訃報

 1月6日、政財官界で知る人ぞ知る「影の相談役」、ビル管理会社「泰正」の正木烝司社長が亡くなったという知らせがありました。正木さんは「アラビア太郎」と異名をとったアラビア石油の創設者山下太郎さんのご子息で、本人は正木家に養子に入り、実兄には水野成夫さんの養子となったアラビア石油会長の水野惣平さんなどがいます。
 正木さんとはひょんなところで知り合い、いろいろ勉強させていただきました。財界では野村証券の歴代社長をはじめ三井住友銀行の西川善文元頭取といった金融界の大物財界人と親しく、政界でいえば宮澤喜一さんや麻生太郎さんとも入魂。なにより財務省をはじめとした霞が関の官僚との付き合いが多く、自宅のホームパーティに招待し、自ら手料理を振る舞われていました。偉ぶらず、腰の低い方で人気があったのだと思います。
 昨年秋から肺炎で入院され、いったん回復したらしいけど、その後、誤嚥性肺炎にかかって持病の糖尿が悪化したとのこと。そのせいで入院が長引いてしまったようですが、ご本人は年明けには元気になってまた活動を再開したいとおっしゃっていたみたい。
 葬儀はご親族の方々で済ませ、後日、お別れの会を催すとのことです。
 非常に惜しい人を亡くしました。心よりご冥福をお祈りいたします。合掌

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)など。最新刊は「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」。

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