2017-08

沢木HCのハードワークでサントリー4年ぶり日本一

 トライは両チーム合わせて1つしかなかったけど、とても見事ないい試合でした。サントリーがパナソニックを下してトップリーグと日本選手権の2冠を達成。大久保直哉ヘッドコーチの優勝以来4年ぶりと快挙の源はやはりエディー・ジョーンズの遺産ともいえるのではないでしょうか。
 清宮監督のあとを引き受けてサントリーのHCに就任したエディ。そのエディ流のハードワークを実践しているのが沢木敬介さんだといいます。優勝後に出演したNHKの番組では、朝4時起床、5時からクラブハウス出勤、夜9時に帰宅というスケジュールを披露していました。
 優勝インタビューで「明日も練習。いや冗談です」と話していましたけど、選手は青ざめたかも。
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これでいいのか日本選手権

 週末におこなわれる日本選手権を前に、ラグビー協会が昨日、次のような発表をしました。
<公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長・岡村 正、東京都港区)は、本日の理事会において、2017年度以降の日本選手権に大学チームが出場しないことを最終決議しました。これに伴って、2017年度以降の日本選手権は、トップリーグの総合順位決定トーナメントを兼ねることになります>
 理由としては、国内のトップリーグに加え、サンウルブズのスーパーラグビー参戦により、選手たちの試合日程がハードすぎるという話のようで、試合数を減らしてコンディションを整えて選手を育成するとのこと。ただ、本音は学生との力の差がありすぎて勝負にならないからなのでしょうけど、ワールドカップに向けた選手の育成という意味では、すそ野を広げることのほうが大事なのでは。その意味からすると、大学ラグビーの人気低迷が問題で、そちらのほうに力を入れてほしいものです。非常に残念な結果というほかありません。

帝京8連覇を後押しした疑惑のジャッジ

 9日、秩父宮で大学選手権の決勝がありました。8連覇に挑んだ帝京と初優勝にかける前回準優勝の東海大の対決。前半20分まで、14対0と東海がリードしたときには、帝京かなり危ないと感じましたが、そこはやはり試合巧者。SOの松田のゲームメークを中心に、徐々に盛り返してペースをつかみ、7点差で前半を折り返しました。
 後半になると、帝京のペース。一方、東海のタックルも光り、とても見ごたえのある攻防が繰り広げられていきましたが、問題は後半28分の帝京のWTB竹山のトライシーンです。
 インゴールに蹴られたゴロパントに対し、東海FBの野口が竹山と競り合い、身体を入れてボールを抑えたかのようにに見えたのですが、ジャッジはトライ成立。TMOで検証され、何度もスロービデオが流れましたけど、きわめて微妙。少なくとも野口が抑えていないとは言い切れないように感じました。
 で、33対19と2トライ2ゴールの14点差になり、勝負あった。全体的に見れば、帝京のほうが試合を支配していたとは思いますが、なんとなくそこが気になりました。

東福岡「辛くも優勝」高校3冠のプレッシャーか

 全国高校ラグビーは戦前の予想通り、東福岡の優勝で幕を閉じました。決勝の東海大仰星相手に28対21とワントライワンゴールの僅差での辛勝です。結果を見ると。高校日本代表候補11人を擁する優勝候補筆頭の順当勝ち。実際、東福岡は去年のベスト4のとき1、2年生だった主要メンバーがずらりと残り、選手個々の力は抜群、強かったし、自信もあったのでしょう。なのに、準決勝以降の試合はなんとなく動きに精彩を欠いているような気がしていました。準々決勝の京都成章、準決勝の御所実業とも接戦を演じ、決して楽な戦いではありませんでした。
 その要因の一つは春の選抜、7人制に続く2冠を達成し、3冠間違いないといわれたプレッシャーかも。なぜか試合を追うごとに、東福岡だけが他のチームより疲れているような感じがしました。なか1日のハードスケジュールの試合日程の恐ろしさかもしれません。それらを跳ね除けての優勝、やはりあっぱれです。

トップリーグ頂上決戦「サントリー」圧勝

 12月24日のクリスマスイブにヤマハスタジアムでおこなわれたトップリーグ13節のサントリーVSヤマハ発動機の対戦。ホームゲームに加え、サントリーの切り札松島幸太郎の欠場もあって、大方の予想はヤマハ有利とみられていました。が、ふたを開けてみると、41対24とサントリーの圧勝。新聞などではフランカー、ジョージ・スミスとスタンドの小野の活躍をたたえていました。残念ながら生では見られませんでしたけど、ビデオを見ると、とくにミスタージャッカルと呼ばれるスミスはすごい。
 個人的にはウイングの中靏に注目。早大出身の中靏は今のところ今季のトライ王でこの試合はごっつあんトライですが、次のワールドカップのジャパン候補でしょう。年明けを挟んで残り2節、13連勝のサントリーの優勝がほぼ見えてきました。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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