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2020-07

実に安倍首相らしい「意味のない質問」野次

 昨日の衆院予算員会で安倍晋三首相が、答弁の終わった辻本清美議員に、「意味のない質問だ」と野次を飛ばして話題になっています。安倍首相の国会答弁を見ていると、どんなに具体的に尋ねられても平然とはぐらかすことのできる鈍感力という強みがある半面、とつじょキレて暴言や野次を飛ばす器の小ささを感じます。どちらも安倍首相の特徴といえるのではないでしょうか。
 拝察するに、質問をはぐらかすある種の胆力やその術は代々続いた政治家として学んだもので、妙に負けん気が強く悪口にイライラする癖はお坊ちゃんならではの神経のか細さゆえではないでしょうか。だからひと言いわずにおられない。節操のない暴言や誹謗を自制できない指導者は、他の国にもたくさんいます。が、計算なく発言してしまうのは日本だけかも。
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立て続けの閣僚辞任「次」は

 ウグイス嬢の報酬問題で河井克行法相があっさり辞任しました。菅原一秀経産大臣に続く文春砲炸裂、お見事。ここまで来ると、菅さんが閣僚に送り込んだ小泉、菅原、河井の3人が週刊文春のターゲットになってきたのは、単なる偶然とは思えません。一連の不祥事発覚には、安倍政権における内紛の匂いがします。
 言うまでもなく、大きな構図は首相対官房長官。安倍さんの周辺が、令和オジサンとして一挙に総理候補に名乗りをあげた菅さんの力を削ぎたいという力が働いている気がします。その仕掛け人も何となく想像できますが、それより「次が」気になります。と同時に、安倍さんの側近閣僚も返り血を浴びるかも。権力闘争の結果とはいえ、膿みを出すことは大歓迎。適当なところで手打ちとならないように。

意外に本気かも「令和オジサン」

 菅義偉官房長官については、新元号の発表や米国訪問で次期首相の話が囁かれてきました。けっこう嬉しそうにしているらしい反面、ずい分前にお会いした時もやはり黒子に徹するような話をしていたので、本人にはその気がないようにも感じてきました。てっきり幹事長狙いかと。
 ただ、先日会った政界通によれば、官房長官は意外にやる気満々だともいいます。ホワイトハウスに和泉首相補佐官を連れていき、同席させたのもその布石だとか。馬毛島と普天間の説明のために向こうに行ったのだともいいます。まさに魑魅魍魎の世界だけに、可能性はあるかも。

ミサイル発射でも「ゴルフ」首相の危機管理

 マスコミはなぜ問題にしないでしょうか。GW中の5月4日、北朝鮮が短距離ミサイルを日本海側に発射し、翌5日には映像まで公開して世界を驚かせました。この明くる6日、安倍首相がゴルフしていたのは昨日の本ブログに書いた通り。首相動静にもこうあります。
<午前7時25分、山梨県鳴沢村の別荘発。同49分、同県山中湖村のゴルフ場「富士ゴルフコース」着。高橋精一郎元三井住友銀行副頭取、増岡聡一郎鉄鋼ビルディング専務、松崎勲森永商事社長、籔本雅巳錦秀会グループCEOらとゴルフ>
 専門家は北の映像を見て、ロシア軍の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」のコピーだと断言しており、国連決議に違反する事態です。本来、官邸に詰めていろんな対策を練ってhしかるべき話なのに、別荘からトランプ大統領に電話して済ませているといいますから、かなり問題ありでしょう。
 あげく、北朝鮮の首領様と無条件で会うなんて言い出す始末。これでは韓国の大統領と同じではないでしょうか。

GW後半「安倍首相」ゴルフ仲間

 こどもの日の首相動静に安倍首相の別荘静養とゴルフが掲載されていました。メンバーは鉄鋼ビルの増岡専務や錦秀会の籔本理事長など、例年どおりの顔ぶれもある一方、加計理事長をはじめ加計学園の関係者の名前は見当たりません。さすがにこの2年ほどは参加していないのでしょうか。もし参加していたら、獣医学部問題などを話したかどうかなどそれはそれで話題になるでしょうから、避けるほかないのかも。
 ただ、お互いの別荘が近所なので、どちらかの家で落ち合うことはできるかも。さすがにそこまではしないかな。いずれにせよ、当人たちにとって窮屈な付き合いを余儀なくされていると感じているのは間違いないでしょう。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。

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