2017-08

神戸山口組「分裂」の裏にあの大物組長

 かねて囁かれていた神戸山口組の分裂が決まりました。新たな任侠団体山口組なる組織は、組長という肩書を置かずに山健組の織田絆誠(本名・金禎紀)元副組長(50)が代表、真鍋組の池田幸治組長(50)が本部長として運営するということです。
 今回の分裂騒動、4月8日の幹部会前後から情報が出始めましたが、当初から囁かれていたのが、山口組古参の大物組長の仕掛け説。山建組創立者の山本健一組長から不良のボスとしてヘッドハンティングされたというその組長は、引退していたものの50人を引き連れて神戸山口組に合流。その後、井上体制に嫌気がさして、古き山健組の再興を夢見て今度の分裂を仕掛けたとの話です。実際、この組長には200人が集結し、一大勢力を保っているとか。今後のキーマンなのは間違いないでしょうが、やはり時代は変わったと痛感させられます。
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なにわ金融道を生きた元山口組金庫番の死

 八幡商事の大村幹雄さんといえば、山口組菅谷組の金庫番として名を馳せた伝説の街金融業者でした。菅谷組が解散したのちも、山建組や弘道会との関係が深く、数々の経済事件の裏で暗中飛躍。その大村さんが今年5月、タイで亡くなり、12月4日にお別れの会がある、と弟さんから本ブログにコメントがありました。
 私自身は大村さんとはこの数年疎遠になっていましたが、突然の訃報に驚きました。お別れの会には残念ながら当日所用があって東京を離れるため、参列できません。ご冥福をお祈りします。合掌

和解ムードから急転直下「山口組」抗争本格化か

 サミット休戦が明けた途端、岡山で事件が起きました。これまでの〝小競り合い〟とは違い、直系2次団体のナンバー2を拳銃で射殺するという事件。事態が大きく動く可能性があるでしょう。
 サミット休戦に入る頃から、6代目山口組と神戸山口組の和解話が流れていました。神戸側からの情報が多かった気がしますけど、双方のトップ2人が引退することで折り合いをつけるという話。となると山口組側は篠田建市組長と髙山清司若頭、神戸側は井上邦雄組長と入江禎副組長ということになりそうですが、実現可能性は難しく、別の執行部の引退だったように思えます。その和解工作を仕掛けていたのが、九州の指定暴力団トップとされていましたが、どこまで話が進んでいたのかは不明でした。
 そんなところへ今度の射殺事件。報道にあるように池田組といえば神戸側の中核団体でもありますから、こうなると揉めそうです。

裏カジノっていったい何

 今週の週刊現代「ジャーナリストの目」でバトミントン選手の裏カジノ問題について一言。
日本の宝なのに、責任感が欠如している――。などとマスコミは大袈裟に騒ぐが、当の本人たちには、さして罪悪感などないのではないか。一人は世界ランキング2位の金メダル候補、桃田賢斗(21)で、もう一人は元エースの田児賢一(26)という日本バドミントン界の黄金コンビが、カジノ遊びのせいで大バッシングされている。他にも何人もバトミントン選手の名前があがっているが、野球賭博のジャイアンツ選手やギャンブル狂いの相撲の親方を例に引くまでもなく、スポーツ選手にありがちな話だ。
裏カジノ、違法カジノ、闇カジノ……。いろんな呼び方があるが、どこがどう問題なのか。
日本で裏カジノが流行りだしたのは、バブル経済崩壊以降だろうか。裏カジノは、風俗営業適正化法で許されるカジノバーと一線を画していることになっている。(中略)

もっともそれは表向きの話。文字どおりカジノバーの裏で裏カジノを経営しているケースは少なくない。
「カジノバーの全盛期は、六本木や赤坂など繁華街の中心で、派手なショーを見ながらギャンブルを楽しみ、裏でチップを現金に換えているところが珍しくなかった。で、次々と摘発……

 てな感じです。

イトマン事件「大阪府民信組理事長」国税追及の狙い

 大阪府民信用組合の南野元理事長が国税局から所得隠しを指摘されたという報道がありました。
 全国でゴルフ場や不動産会社を展開する「ナンノグループ」(大阪府摂津市)が大阪国税局などの税務調査を受け、2011年3月期までの6年間で約30億円の所得隠しを指摘されたことがわかった。このうち約23億円は、グループ会社間のゴルフ場の土地取引をめぐり「実体のない取引で意図的に損失を増やした」と認定されたとみられる。(10月31日朝日新聞夕刊)
 今になって国税が追及している裏には、わけがありそうです。3000億円が闇に消えたといわれるイトマン事件を巡って特別背任罪に問われた南野さんが、その後ゴルフ場を経営できたのはなぜか。そこがポイントかもしれませんね。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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