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2008-04

フライデーヤメ検連載開始

 月刊現代に続き、ヤメ検問題を最近の事件の視点から取り上げることにしました。第1回は「田中森一」です。以下にさわりを紹介します。

 「小沢君、俺は一切関係なく、すべて君がやったことにしてくれ。代わりに3000万円の礼を出す……。頼む」
 02年9月、福岡県内の貸金業者Aクレジットに警察の家宅捜索が入った。年1000%を超える法外な高利貸しに対する強制捜査だ。捜査対象はAクレジットの雇われ社長だった31歳の小沢典宏と会社のオーナー山本祐三(45)=ともに仮名=。このとき小沢はオーナーの山本から冒頭のように言い含められたという。
 横行する高利貸しに手を焼く福岡県警。まるで、その手入れに対する捜査免れのための身代わり要請だ。ほかでもない。これがのちに、大阪地検特捜部による田中森一(64)再逮捕事件として、大きく火を噴くのである。
 田中森一。言うまでもなく、東京・大阪の両地検で敏腕特捜検事として鳴らし、退官後は、「闇社会の守護神」と異名をとってきたヤメ検弁護士の代表格だ。
ヤメ検弁護士とは文字どおり、検事をやめた検察OBの弁護士を指す。捜査の手の内を知り尽くした刑事弁護のプロ。そこをウリにし、さまざま刑事事件に顔を出す。村上ファンドやライブドア事件をはじめ、公判中の防衛省汚職や朝鮮総聯本部ビル詐取……、昨今話題になった大事件では、必ず大物ヤメ検弁護士が被告人に寄り沿い、後ろ盾になっている。
そんなヤメ検のなかでも、田中森一はまさしく特捜の元エース検事として数多くの事件で八面六臂の活躍をしてきた。
 
 続きは本日24日発売のフライデーで。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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