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2009-04

週刊新潮「誤報」に対する考察Ⅱ

 朝日新聞襲撃の週刊新潮報道について以前、本ブログで書いた見解に対し、「新潮の先輩として擁護していたのだから説明せよ」というコメントを頂戴しました。「先輩」などという不遜なつもりはまったくありませんが、ブログに意見を書いた以上、たしかに小生にも説明責任があると思いますので、簡単に記します。ブログで「擁護」ととられたのはおそらく以下の部分でしょう。

――結論を申し上げると、この記事の出来は悪くないと思います。むろん報道内容について、朝日や警察の異論反論はあるでしょう。新潮側はそれを覚悟の上でもあるでしょうし、報道内容が間違っているかもしれません。しかし、全体に告発者および告発内容を検証しようとしている姿勢が強く感じられる記事です。そこがポイントではないでしょうか。――

 これは当該の報道を読んだ感想を述べたものですが、私自身の不明だったといわざるを得ません。原因は、新潮編集部の指示体制や取材過程について、不知だったため、裏どり取材を怠っていたという事実を知らなかったというのが1点目、取材班の記者たちとはいっしょに仕事をした経験があり彼らが優秀だったことが2点目、古巣に対する愛着があったことが3点目だと思います。ただし、こうした報道を顧みるとき、それではいけないと反省しています。

 
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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