2009-06

株価1万円回復「景気底打ち」は過大広告?!

 昨年10月以来、8か月ぶりに株価が1万円を回復。景気が底打ち、これから反転するなどと報じている新聞もありますが、本当でしょうか。米金融機関の公的資金返済なども手伝い、そうした楽観ムードが広がっています。しかし、景気が好転する材料は見当たりません。自動車しかり、金融しかり、米国企業はもはや産業そのものの基盤がぐらついていますから、急激によくなるわけがないのでは思います。世界経済は中国頼み。
 それでも、あたかも景気が上向くように伝えているのは、政治的な思惑ではないでしょうか。選挙前の自民党、それに米国はオバマの人気回復を狙った過大広告なのでは。
 

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライターです。08年、「ヤメ検――司法に巣くう生態系の研究」、09年の「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事が2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。主な著作に「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」(新潮文庫)、「ヤメ検―司法エリートが利欲に転ぶとき」(新潮社)、「許永中――日本の闇を背負い続けた男」(講談社)がある。日本の空港問題を検証した「血税空港――本日も遠く高く不便な空の便」(幻冬舎)に続き、9月、「同和と銀行――三菱東京UFJ牘れ役瓩旅い回顧録」(講談社)を発売。

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