2009-06

「かんぽの宿」オリックス賠償請求の是非

 さる22日オリックスの株主総会が開かれ、当然の如く「かんぽの宿」問題に関する質問が飛び出しました。中身は、日本郵政がかんぽの宿の売買契約を一方的に破棄したのだから、契約不履行で損害賠償すべきではないか、という趣旨。株主でなくとも、本来なら会社側はそう考えるべきでしょう。
 しかし、総会議長の梁瀬行雄社長は言ったそうです。
「損害賠償請求をすると騒動が再燃することになりかねず、風評被害が賠償額を上回る恐れが高い。そのため賠償請求をしないことにしました」
 この妙な理屈、皆さんどう思いますか。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライターです。08年、「ヤメ検――司法に巣くう生態系の研究」、09年の「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事が2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。主な著作に「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」(新潮文庫)、「ヤメ検―司法エリートが利欲に転ぶとき」(新潮社)、「許永中――日本の闇を背負い続けた男」(講談社)がある。日本の空港問題を検証した「血税空港――本日も遠く高く不便な空の便」(幻冬舎)に続き、9月、「同和と銀行――三菱東京UFJ牘れ役瓩旅い回顧録」(講談社)を発売。

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