2009-08

ノリピー騒動で露呈した「警察の失態」

 被害者扱いから一転、バッシングにされられている酒井法子。そもそも、なぜ警察は彼女を取り逃がしてしまったのか。そこが問題ではないでしょうか。報道によれば、ノリピーの実弟は福岡の暴力団員で、先月、すでに覚せい剤の所持で逮捕されているというではありませんか。福岡県警と警視庁の違いがあるとはいえ、渋谷署にも情報は入っていたでしょう。つまるところ、これはマークしていた容疑者に逃げられたという失態ではないでしょうか。
 世間の反応も妙といえば妙です。失踪当初の千葉県知事のいい加減なコメントなどは、しょせんあんなものでしょうけど、福岡県出身の有名ジャーナリストは逮捕状が出ると、「信じられない」と唖然。ジャーナリストにしては事件の見立てが甘すぎるのでは。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライターです。08年、「ヤメ検――司法に巣くう生態系の研究」、09年の「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事が2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。主な著作に「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」(新潮文庫)、「ヤメ検―司法エリートが利欲に転ぶとき」(新潮社)、「許永中――日本の闇を背負い続けた男」(講談社)がある。日本の空港問題を検証した「血税空港――本日も遠く高く不便な空の便」(幻冬舎)に続き、9月、「同和と銀行――三菱東京UFJ牘れ役瓩旅い回顧録」(講談社)を発売。

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