2009-11

生涯一記者奇跡の生還

 週刊新潮に小生の尊敬する凄い記者がいます。年齢はもう60代後半のOさん。この年齢で週刊誌の第一線現場記者としてバリバリやってきました。記憶に新しいところでは、自民党の鴻池さんを追い詰め、あそこまで言わせた人です。
 ところが実はOさん、そのすぐあとに食道癌が見つかってしまいました。そこからが、この人の凄いところです。化学治療、放射線療法を受けること、4か月ぐらいでしょうか。驚いたことに癌がすっかり消えたというではありませんか。しかもさらに驚いたことに、先週から職場復帰したらしい。
 さっそく昨日、編集部へ行きますと、すっかり元気になられていました。「おめでとうございます」と挨拶しようとしました。すると、「ちょっと、これから取材があるのでまた改めて」といつも通り。編集部を飛び出していきました。
 さすが、というか、空恐ろしい人です。何はさておき、おめでとうございます。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライターです。08年、「ヤメ検――司法に巣くう生態系の研究」、09年の「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事が2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。主な著作に「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」(新潮文庫)、「ヤメ検―司法エリートが利欲に転ぶとき」(新潮社)、「許永中――日本の闇を背負い続けた男」(講談社)がある。日本の空港問題を検証した「血税空港――本日も遠く高く不便な空の便」(幻冬舎)に続き、9月、「同和と銀行――三菱東京UFJ牘れ役瓩旅い回顧録」(講談社)を発売。

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