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2011-07

これも前田効果?「陸山会公判」調書不採用

 久方ぶりに陸山会事件の報道が新聞紙面をにぎわせています。陸山会事件公判の裁判長が取り調べ段階での秘書たちの調書に任意性がないと証拠採用を見送ったという内容。公判を傍聴してきてその印象があまりなかったので、少し意外でしたけど、昨今の検察に対する厳しい見方を象徴しているようにも思えます。やはり大阪地検の前田恒彦さんの事件が影を落としているのでしょうね。
 加えて報道を眺めていてもう一つひっかかったことがあります。報道が、秋に始まる小沢一郎さん本人の公判への影響ばかりに力点を置いていること。調書の証拠不採用につて、本件の陸山会事件における意味合いが抜け落ちていているのではないでしょうか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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