2011-08

横峯パパに見る名誉棄損訴訟の愚

 昨日の新聞各紙に
<賭けゴルフをしたなどと報じた「週刊新潮」の記事で名誉を傷付けられたとして、民主党の横峯良郎参院議員(51)が発行元の新潮社などに5500万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審で、横峯議員が、自ら起こした訴えに理由がないことを認める「請求放棄」を東京高裁に申し立てることがわかった>(読売)
 といった記事が掲載されていました。横峯パパ、紳助騒動を見て怖くなったのでしょうか。それにしても身勝手な名誉棄損訴訟です。
 かつて竹下登さんは、「情報発信の機会を持っている政治家たるもの、名誉回復に法廷を利用すべきではない」という方針を貫き、メディアへの名誉棄損訴訟など起こしませんでした。政治手法には賛否のある人です。が、今の政治家にはそんな政治家としての気概や姿勢はないのでしょうね。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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