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2012-01

本日発売G2「橋下徹」ダブル選挙の裏事情

 本日発売されたG2に大阪ダブル選挙の舞台裏を寄稿しました。

 投票前日の十一月二十六日午前十一時、大阪難波にある百貨店「高島屋」前のロータリーは、身動きできないほどの人込みでごった返していた。集まった大阪市民の目当ては橋下徹(四二)の街頭演説だけではない。大阪ダブル選挙でもう一人、東京から駆けつけた都知事の石原慎太郎による応援演説だ。
 石原が大阪維新の会の応援演説にやって来る、という情報が流れたのは、本人の大阪入の四日ほど前のことだ。
「大阪府警に、石原都知事の警備要請があったんです。演説の場所や時間を事前に知らされ、警備体制を整えるため、情報が広まるのは仕方あらへん。それで、石原都知事の橋下支持が広まったんです」(大阪府警関係者)
 大阪政界では、この石原の応援がダブル選挙における圧勝を決定づけたとみる向きが多い。決定打というより、駄目押しだったかもしれないが、このあたりで勝負あったのはたしかだろう。
「橋下は見慣れているけど、石原都知事なんか、滅多に見られへんもんな。見逃せへんで」
 演説の三〇分前から詰めかけた橋下支持者の一人は、隣の仲間とそう話していた。橋下シンパは若年層が多いように伝えられるが、街頭演説ではむしろ高齢者の熱狂的な橋下信奉者が目立つ。難波に集まっていたのも、七十を超えているような人たちが少なくない。白髪の婦人たちがしきりに黄色い声をあげる。
「石原さん、ありがとう。徹ちゃ~あん、頑張ってぇ、頼むで~」

 という書き出しです。ダブル選挙に圧勝した橋下さんに各界の実力者がすり寄っていますが、その動きは選挙以前から始まっています。ますます混迷する日本政治を象徴していますね。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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