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2012-08

東電テレビ会議ビデオで気になる消された部分

 東電福島第一原発事故当時のやり取りを記録したビデオが物議を呼んでいます。ほとんど未公開で、東電や関係者に都合の悪い肝心なところは消されているんじゃないか、という疑いが広まっていますが、その一つとして昨日のサンデーモーニング(TBS)で慶大の金子教授が、「実は福島県知事が事故の状況などを公表しないよう東電に要請していた」といった趣旨の話をされていました。だとすれば大変なことです。
 住民避難に責任を負う現地災害対策本部長の県知事が、まるで住民避難の大前提になる事故状況について隠ぺい要請したようなもの。以前、県の災害対策本部では、住民避難のための会議の議事録をとっていないなどと、状況説明ができない言い訳をしていました。やはり都合の悪い部分が数多く隠されているとしか思えません。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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