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2012-08

福島第一原発政府事故調の疑問点

 7月23日に発表された福島第一原発に関する政府事故調査委員会の報告を読んでいて、双葉病院グループの患者と施設利用者50人が亡くなった件で疑問が浮かんできました。一つは3月12日双葉病院から歩ける患者209人が大熊町の手配バスで避難したあと、200人以上の患者たちが取り残された件。大熊町はこの時点で避難が完了したと考えていたと書いています。すると、むろん病院側はまだ残っていることを伝えてあるので町の対応のまずさ、ということになります。少しありえないのでは。町長は自衛隊に任せたと言っていました。
 またその後の自衛隊の救助活動について、救援部隊は病院近くのオフサイトセンターを目指したが場所がわからず郡山駐屯地へ引き返したといいます。オフサイトセンターには自衛隊員が駐留しているのに? それで70キロ以上離れた駐屯地に引き返した、というのも解せません。取り急ぎ、ご参考まで。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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