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2012-09

週刊現代「ジャナ目」は「シャープとサムスンの違い」

 本日発売の週刊現代連載コラム「ジャーナリストの目」で、シャープの経営危機とサムソンの訴訟問題を取り上げました。以下、記事の抜粋――。

 どちらも相当なピンチなのは間違いないが、苦境の直接原因は正反対である。世界一の液晶パネルメーカーだったシャープとスマートフォンの販売で米国のアップルと肩を並べるまでに急成長した韓国のサムスンだ。(中略)
 シャープは低迷する地方活性化に貢献する優等生企業として持ち上げられてきた。と同時に液晶工場を誘致した三重県や堺市の首長たちも、日本版シリコンバレーを実現させたと絶賛される。だが、その優等生企業の失墜は、図らずも工場誘致による地方経済立て直しの限界を知らされる結果となっている。
 一方、サムスンは新興国企業の強みを発揮し、液晶分野でも優位に立ち、事業を展開してきた。その技術の原点が三洋電機(パナソニックの子会社化)との合弁企業設立にあるのは有名な話だが、自ら「ファーストフォロワー」(迅速な追随者)と称して、他社の類似品の製造でのし上がってきた。

 サムスンVSアップルの東京地裁裁判はサムスンが勝訴しましたけど、やはりものまね企業というイメージ低下もあり、これからの経営は今までのようにはいかないでしょう。ただし、企業の経営姿勢はシャープよりましかも。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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