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2013-01

2013年初仕事は「慈恵医大〝神の手〟の誤算」

 本日発売の週刊朝日に慈恵医大の心臓血管外科手術の問題を寄稿しました。今年初の記事で、以下はその冒頭――。

<一歩半先を行くJES2012:医療を変える次世代デバイスと明日から役立つ高難度手術満載のライブ26例>
 今年のパンフレットの1ページ目には、華々しくそう謳っている。東京・港区の東京慈恵会医科大学で、毎年おこなわれている公開手術をご存じだろうか。
 パンフレットにあるJESとは、Japan Endovascular Symposiumの略称。和訳すれば、日本血管内治療検討会議となるだろうか。そのJES研究会が主催するライブ手術は、今年で7回目を数える。もっぱら執刀するのは、東京慈恵医大外科学講座で統括責任教授を務める大木隆生医師とその医療チームである。

 いわゆるゴッドハンドによるライブ手術ですが、そこで緊急事態が発生。記事を抜粋します。

 ところが、上手の手から水が漏れたのか、さっと治療どころか、患者の容体が急変。緊急事態に陥ってしまったというのである。ライブ手術を見た大学の外科医が打ち明ける。
「手術では、ガードワイヤーという針金のようなものといっしょに動脈瘤のところへステンドグラフトを通していきます。ワイヤーを抜くときに人工血管を開くわけですが、そこらで不具合があったらしい。手術室が突然慌ただしくなり、間もなく『ただいま心肺停止しました』と大木先生がアナウンスし始めたのです」
 ライブ手術を見守っている会場の医師や看護師たちは騒然とした。

 目下、事例検討会という対策会議で調査している最中です。今年もさまざまな記事を取り上げていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。


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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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