2013-02

泥仕合はまだ続く「徳洲会」の内紛劇

 今週号のアサヒ芸能「森功のニッポン裏経済新聞」は徳洲会の内部闘争について書きました。以下のような感じ。

 東京地検特捜部が元気なら見逃さない疑惑――。そう指摘する事情通たちも少なくない。先頃、国土交通政務官の座を追われた徳田毅代議士の女性スキャンダルの裏で、きな臭い出来事が起きている。
 永田町で徳田といえば、辞任した国土交通政務官より、むしろ日本最大の医療法人「徳洲会」を率いて政界に乗り込んだ父親の徳田虎雄のほうが有名だろう。10年ほど前、身体中の筋肉の機能が失われる筋委縮性側策硬化症という難病にかかり、目下、療養中だ。
 徳洲会の理事長として絶大な権力を振るってきたその徳田の病気療養は、ファミリーの内紛を呼んだ。徳洲会では、徳田家の2男5女の兄弟姉妹や夫人が病院経営に携わってきた一方、昔ながらの虎雄の側近もいるが、虎雄が病床に就いて以降、病院経営の実権を握ったのが、事務総長の能宗克行だったとされる。
 我が物顔で振る舞う側近に対し、夫人や息子たちは面白くないに違いない。ひそかに事務総長の身辺調査をはじめ、不明朗な資金の出入りを追及していったという。そうして昨年9月、とつぜん事務総長を解雇。さらに1月21日付で「聴聞通知書」なる質問書を能宗宛てに送りつけた。この時期、能宗と親しく、大手出版社から徳洲会入りしたもう一人の虎雄の懐刀も、同会を去った。
 だが、クビになった事務総長側も黙って引き下がらない。文字通り返す刀で、徳田家の攻撃を始めた。結果、発覚したのが毅の女性スキャンダルだったという次第である。

 徳田虎雄さんの懇意の政治家としては、KやIが有名ですが、スキャンダル合戦でいろい飛び出す可能性もあります。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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