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2013-02

中国大気汚染の厄介なところ

 本日発売のアサヒ芸能「森功のニッポン裏経済新聞」は中国の大気汚染問題をとりあげました。けっこうやっかいです。以下、抜粋。

 この数年、文通り燻ってきた中国の大気汚染が、1月以降、猛威を振るい始めている。1月は、人体に危険だとされる1平米当たり250マイクログラムを超える大気中の有害微粒子の日が半月を記録。測定不能の500マイクログラム以上の日も少なくなかったというから、深刻である。(中略)

 中国の大気汚染は、日本の高度経済成長期の工化ガススモッグに似ている。そのため時期が経てば解決するように考える向きがあるかもしれない。しかし、ことはそう簡単ではない。
 厄介なのは、大気汚染の要因が、火力発電や自動車にあることだ。世界の工場を動かしてきた中国国内の石炭火力発電が、大問題なのである。
 従来、大気汚染をだけを考慮すれば、日本や欧米と同じように原子力に切り替えればいい。だが、福島の原発事故により、いまや脱原発が世界の潮流。日本でさえ現状は天然ガスによる火力発電に頼っており、中国で今すぐに原発へエネルギー政策を転換するのは難しい。かといって太陽光や風力などでは、とてもじゃないが世界の工場は動かせない。中国もエネルギー政策の転換を迫られているのは間違いないのだが、その方向が見えないのである。

 迷惑な話です。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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