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2013-06

アベノミクス「ODA商法」に付き合う企業の本音

 インドやミャンマーの訪問に続き、安倍さんがアフリカのサヘル地域へ1000億円の支援をして治安を回復させると張り切っています。最後の巨大市場と呼ばれるアフリカへの売り込みでしょうけど、肝心の企業側にとってそのメリットをどう図っているのでしょうか。この間、安倍さんといっしょにミャンマーに向かった財界人とお会いしました。かなり熱心な誘いがあったそうで、それなりに安倍さんの心意気を感じたらしいけど、やはり問題はいろいろあるようです。
 たとえば自動車業界でいえば、ミャンマーはすでにトヨタが中古自動車販売のネットワークを築いており、新たな工場建設や市場開拓はけっこう難しいとか。中古車販売なら製造工場は必要ないけど、新車をつくるとなると、部品をミャンマーに輸入するルートなども不可欠だそうで、その場合、やはり周辺の治安がネックになるとか。そう一筋縄にはいかない、と企業側はやや冷めています。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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