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2013-08

国有化1年「いまだ殿様商売」の東電と弟分の関電

 原発の細かい技術や設備のオペレーションは電力会社しかわからないので、外野は口出しできないだろう――。つまるところ、事故から2年半経った今でも新たなミスやトラブルを起こし続けている東電には、そんな傲岸不遜な態度が見え隠れします。事態は、1兆円の税金をつぎ込んで国有化してもまったく変わらず。社外取締役6人入れても、機能していないと言わざるを得ません。
 赤字に陥ったのは自分たちの経営ミスなのに、過去の誤りについて説明もなく、ただひたすら電力料金を値上げさせてほしいという。取材しても、これが公共性の強い企業か、と憤るばかりで、関電などは、何を聞いても「お答は差し控えさせていただきます」の1点張りです。ここまで増長させた要因にはマスコミの責任もかなりあります。が、相変わらずの殿様商売、せめて変わろうとする姿勢くらい見せてほしいものです。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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