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2013-10

みずほ銀行「後手後手」お粗末広報

 みずほ銀行と反社会勢力との取引について、昨夜のTBSの「ニュース23」でコメントしきれませんでしたのでひと言。今回の対策では、広報のやり方にも大きな問題があるように感じます。たとえば、暴力団組員への融資を放置していた問題について、当初は「2年前から執行役員も知っていた」という言い方から、知っていたのは「常務執行役」へ変わり、昨日になって「実は副頭取も把握していた」となる始末。ずい分前から金融庁検査で指摘されていた事案に対し、この期に及んでの説明の変遷は、最悪でしょう。
 あげく、副頭取までしか知らなかったので頭取の責任はない、と言わんばかり。役員が知っていて放置していた事態の重さをまるで理解していません。まさに東電と同じような後手後手の対応、というほかありませんが、昨日の会見も、なぜ頭取が出てこなかったのか、突っ込まれてボロを出すのを恐れたのでしょうか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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