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2014-02

カジノ法案の行方

 本日発売の中央公論「森功の社会事件簿」は、カジノを取り上げました。以下、一部抜粋――。

 臨時国会の閉幕前日のこと。昨年十二月五日、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」なる法案が国会に提出された。通称、カジノ基本法案――。自民、維新、生活の三党による超党派の議員立法である。特定秘密保護法問題であまり目立たなかったが、まさに駆け込みの法案提出といえる。このカジノ基本法が、今度の通常国会で審議され、成立する見込みだというから、政財界の関心は高い。
 カジノ法案といえば、これまで幾度となく取り沙汰されてきた。政界ではもともと自民党が推進し、議員連盟も存在したが、二〇一〇年四月には党派を超えた国際観光産業振興議員連盟が発足。そのカジノ議連改めIR議連には一二年以降、当時、政権政党だった民主党議員も合流し、カジノの合法化を訴えてきた。
 だが、これまでは法案づくりもなかなか進まず、掛け声ばかり。国会の審議入りどころではなかった。それが、ここへ来て、一挙にことが進みそうだというのである。(中略)
この先、カジノ管理委員会や推進本部の下、名乗りを上げた自治体の選別をすることになるという。目下、東京や大阪、沖縄をはじめ十数都市が候補として挙がっているが、やはり最右翼は東京・台場だとか。
「東京では、同じお台場の中でフジテレビグループと森ビル・トヨタグループに分かれ争っています。二番手は大阪。沖縄はどうでしょうか。沖縄のカジノは普天間基地の辺野古移転とセットで語られますが、ラスベガスの大手運営会社にとって、さほど魅力はないように思います」(関係者)

 いよいよスタートした日本のカジノ。5月GW明けの基本法案成立を目指しているとか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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