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2014-02

急増する「特殊詐欺」犯行裏事情

 本日発売の週刊現代で特殊詐欺の記事を寄稿しました。以下、冒頭部分です。

「急増する特殊詐欺については、この1年ほど、こちら(警視庁)にもいろんな情報があがって来るようになりました。かけ子に関する通報もたくさんある。『オレオレ詐欺の電話役が集まってるっ』みたいな……。で、慌ててそこへ駆けつける。そんな教科書通りの捜査も結構してきました。しかし、たいていは空振り。引っ越したあとというケースが多い」
 日頃、暴力団捜査をしている警視庁組織犯罪対策部所属のベテラン刑事が、そう捜査の内実を打ち明けた。
「わざと通報して捜査員の動きをどこかで見てるかもわかりませんし、その場で下手に聞き込みをすると、犯行グループにこちらの捜査が筒抜けになる危険性もある。捜査はなかなか難しいんです」(同)
 振り込め詐欺の被害が、急激に増えている。2009年にいったん100億円を切った被害総額は11年に204億431万円に倍増、12年に過去最悪の364億円を記録した。昨13年はそれもあっさり抜き去り、被害は実に486億9000万円に上った。
 その振り込め詐欺について、警察庁は「特殊詐欺」と呼び、ホームページ上で警鐘を鳴らす。

 昨今はクラブや風俗店を経営する傍ら、詐欺集団を結成するケースが増えているとか。オレオレ詐欺のバックには暴力団がいるとも、ブラック不動産業者がいるとも。お気をつけください。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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