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2014-04

新政官業研究「エネルギー族」編スタート

 本日発売の日刊ゲンダイ「新政官業研究」で、今回からエネルギー問題を始めました。以下のような感じ。

 今年2月26日、経産省が発表した「エネルギー基本計画(案)」。そこには、原子力の位置づけが次のように記されている。原発政策における安倍政権の姿勢が集約されているだけに、じっくり読んでほしい。

<燃料投入量に対するエネルギー出力が圧倒的に大きく、数年にわたって国内保有燃料だけで生産が維持できる準国産エネルギー源として、優れた安定供給性と効率性を有しており、運転コストが低廉で変動も少なく、運転時には温室効果ガスの排出もないことから、安全性の確保を大前提に、エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源である>
 原子力を「重要なベース電源」と表現する予定だった基本計画の文言を<重要なベースロード電源>と修正。<発電(運転)コストが低廉で、昼夜を問わず安定的に稼働できる電源>と専門用語で和らげた格好だ。いかにも官僚的な発想だが、つまるところ、この先もエネルギーの中心は原子力だという意思表示にほかならない。
 文字通り、国のエネルギー政策を決定づける基本計画の政府案ができあがるまで、政官業のトライアングルがどう動いたのか。そこを検証する。
 原発再稼働と海外への売り込みというアベノミクスを後押しする自民党議連が発足したのは、昨年2013年5月14日。正式名称を「電力安定供給推進議員連盟」(電力安定化議連)といい、カジノ議連の会長を務める党幹事長代理で経産省OBの細田博之がここでも会長に座っている。

 続きもどうぞ。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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