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2014-04

暗礁に乗り上げた「TPP交渉」は日米の茶番

 来る24日の日米首脳会談を控え、甘利明経済財政・再生相がわざわざ渡米して米通商代表部(USTR)のフロマン代表と3日間で10時間も話し合ったという環太平洋経済連携協定(TPP)。白熱した議論を交わして互いに譲らず、交渉は暗礁に乗り上げた、なんていう報道が目立ちますが、本当にそうでしょうか。ある自民党関係者によれば、あんなのは計算ずくの茶番、本音は双方とも時間稼ぎをしているだけ、と笑っていました。
 簡単にいえば、日本側は、農水族議員たちが重要5品目について妥協しないふりをしながら落としどころを探している状況。かたや米国のオバマさんは、国内政治力の弱いコメを譲る腹を固めているものの、他の品目で譲れば一挙に政権基盤を失ううえ、身内の民主党内からのTPP反対の声が上がっているそうです。そのあたりは今月号の文藝春秋でジャーナリストの東谷さんがわかりやすく説明しています。まさに茶番というほかありません。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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