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2014-05

どにでも言い訳ができるTPP基本合意

 牛肉で関税9%、豚肉がキロ50円――。TPPの甘利・フロマン交渉でこの線で事実上合意していたという報道がなされています。TPP交渉報道では、読売新聞が先行し、他紙とテレビ局があとから追いかけてくるという構図が出来上がっていますが、あくまで日本側の正式表明はまだ合意にいたっていないといいます。これは反TPP派に対する国内向けの方便なのでしょう。それでいて日本政府は米国議会がこれを拒否した場合の修正協議には応じない、との姿勢までメディアに流しています。が、実際、発表できない合意なんて意味があるのでしょうか。日豪の交渉は双方ともにすんなり認めたのに……。
 つまるところ、日本政府がこれほど日本が譲歩しまくっているのに、正式合意ではないのでいくらでも修正できる。中間選挙までは決められない、と漏らした麻生さんの言うとおりだ、とある自民党関係者も話していました。
 
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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