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2014-11

赤サンゴ泥棒「中国漁船」で習近平の焦り

 小笠原諸島の宝石サンゴ密漁騒動を見ていると、この夏に取材した南シナ海における中国とフィリピンの領海争いを思い起こしました。古くからここで漁をしているフィリピンの地元漁師によると、いつもの漁場に軍艦に守られた中国船が突然現れ、禁漁の貝を根こそぎ持っていったそうで、漁師は中国兵に自動小銃で脅され、命からがら逃げてきたと話していました。つまり中国の漁船のバックには、人民解放軍がついているとのこと。
 で、今回の珊瑚騒動における習近平国家主席の対応はといえば、APECを控え波風を立てなくないというのが本音らしく、むしろ日本にすり寄りたいけど、うまくいかない焦りが見え隠れします。
 習近平は、軍の暴走を抑え込めない。かたや人民解放軍はそんなことはどこ吹く風。理財商品で大穴をあけて財政が苦しくなっているといいますから、一獲千金を狙っているのかも。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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