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2014-11

闇社会の守護神「田中森一」訃報に接して

 すでに報道にある通り、昨22日、田中森一さんが亡くなりました。今年初めに胃癌の再発が判明し一度入院、開腹したときには腹膜に癌が転移し、手の付けられない状態だったと本人が話していました。そこから日暮里にある免疫療法のクリニックに通っい、秋に再入院していました。ひと月半ほど前にお見舞いに行ったときは、いつものように饒舌にこの先の将来を語っていました。
 近い人の話によれば、1か月前には退院の準備を始めていたそうです。が、この寒さで肺炎にかかり、先週の初めから危篤状態に陥ったとか。一度は持ち直したらしいのですが、容体が急変してあっという間に逝かれたそうです。
 田中さんは以前「森さんたちから闇社会の守護神と言われたけど、それだけで終わらないようにしないとね」と話していました。本音でもあると思います。反面、バブルの申し子は最後まで世間を騒がせていたようで、それも田中さんらしい。なによりご冥福をお祈りします。合掌
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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