2015-01

スカイマーク「倒産」のA級戦犯は

 もう少し時間をかけるかと思いましたが、スカイマークがアッサリと民事再生法の適用申請を決めました。これから裁判所の管理下で倒産手続きに入るわけですが、JALのときと同様、なぜかどこも「倒産」とは報じません。穿ってみると、それは倒産させてしまった責任の追及をしないからかも。
 そもそも共同運航という小手先の支援だけで乗り切れるほどスカイマークの経営状態は甘くなかったのに、国交省が第三極の航空会社を残したい、と無理な再建策を進めて、迷走を続けてきました。早く的確な支援策を打ち出せなかったスカイマークの西久保社長が第一のA級戦犯で、JALとの提携話が持ち上がった際、なぜか同社の株が急上昇している。そして、エアバスとの交渉状況や経営状態を把握できる立場でありながら、無理な共同運航を後押ししてきた国交省航空局はもっと罪が重いかもしれません。で、責任逃れのために慌てて、西久保さんのクビを取り、倒産手続きに導いた、といったところでしょうか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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