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2015-01

大阪都構想「住民投票」の焦点

 維新の党代表の橋下徹大阪市長が進める大阪都構想の是非を問う住民投票が5月17日におこなわれそうです。大雑把にいえば、大阪都にする必要があるかどうか、について有権者の判断が求められる投票になります。東京都知事並みの広範囲で強い行政権限を手に入れたい橋下さんは、そのために大都市ににおける府と市の二重行政の無駄を訴えてきました。ただし、これは名古屋や横浜と同じ状況。他の二つの大都市の住民はあまり二重行政の弊害を感じていないのではないでしょうか。
 これまで議論になってきたけど、大阪府と大阪市で同じものがあって無駄があるというなら、そこを統合すればいいだけでは。いまや橋下さんには忠実な府知事がついているのだからそれもできそうなものですが、あえて都構想にこだわるのは結局、足元の議会が反対して思うように行政運営ができないからではないでしょうか。しかし、言うまでもなく府議会や市議会の議員は選挙で選ばれているのだから、そこに住民の意見が反映されていることになる。それを無視してあえて直接住民投票に訴えようというのが今度の住民投票という話でしょう。その前に統一地方選がありますけど。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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