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2015-01

介護に外国人労働者の是非

 厚生労働省が外国人技能実習制度の対象職種に介護分野を加える方針を固めたと報じられています。介護施設の人材不足に対応するためでしょうが、以前、厚労省の担当課に聞いたところ、「やはり言葉の壁の問題があるので介護分野は難しいのではないか」と話していたのを思い出しました。
 介護については、すでに経済連携協定(EPA)に基づいて、インドネシア、フィリピン、ベトナムから研修生を受け入れ、資格テストを実施していますが、来日1500人中、合格者は240人、と狭き門で、人手不足解消にはほど遠い状況です。で、アベノミクスの成長戦略の一環として、資格や研修制度をもっと緩やかにし、就労ビザなどをとりやすくするのだといいます。ですが、日本人労働者でさえ介護現場の事故やトラブルは絶えません。そもそも介護分野は保険や報酬などを含め、制度設計がなってない。安倍さんは外国人のメイドを雇うのと同じ発想なのでしょう。が、そう簡単なものではないと思います。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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