2015-04

NHKクロ現「やらせ監査」またお手盛りか

 クローズアップ現代の出家詐欺事件に関する「やらせ問題」の調査結果が出ました。過剰演出はあったものの、やらせそのものはなかった、という結論のようです。このやらせ問題、大阪放送局の記者による不祥事ですが、記者には〝前科〟も噂されており、ハイヤー問題と同じく、調査、監査結果のお手盛り感がぬぐえません。
 世間は勘違いしているかもしれませんが、この問題はクロ現という番組制作側にあるわけではないとNHKの関係者はいいます。番組そのものが、大阪で制作された報道をクロ現スタッフが見つけて再利用したという話のようですから、むしろ大阪放送局側の在り方に問題がある。つまり総責任者の大阪放送局長はどう責任をとるのか、という話です。しかし、その大阪放送局長、この4月の人事でNHK理事に昇格してしまいました。むろん籾井会長の人事です。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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