FC2ブログ

2015-04

米国刑務所につながれる日本人ビジネスマン

 本日発売の週刊現代「ジャーナリストの目」は、米国内で摘発が相次ぐ「日本自動車部品カルテル」について書きました。

〈自動車部品カルテルの米国での摘発状況は下記の通り〉
 そう書かれたショッキングな一覧表が手元にある。表の最下段を見ると、累計31社で合計24億3442万ドル(2900億円)、46名、罰金各2万ドルと記されている。31社は米司法当局が摘発した日本企業の数、46名とはその結果、逮捕・起訴された社員の数だ。
 一覧表は、米司法省の資料をもとに経産省が作成したもので、2011年9月から14年11月までわずか3年余りの出来事である。むろんカルテルの摘発は自動車関連ばかりではなく、日本企業にとってその衝撃は計り知れない。
古河電工、デンソー、パナソニック、三菱電機、ブリヂストン……。摘発された46人の社員の中には、まだ起訴段階で刑が確定していないものもあるが、多くが禁固刑に処せられている。最短で1年と1日、長い刑だと2年の禁固が課せられている。まるで日本のビジネスマンが数珠つなぎにされ、米国の刑務所にぶち込まれているかのようである。

 TPPでも自動車部品の関税を巡り揉めていますが、日本企業はかなり狙い撃ちされています。
スポンサーサイト

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する