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2015-05

大阪都構想「人気投票」の結末

 今週号の週刊現代「ジャーナリストの目」は大阪都構想を振り返りました。以下、冒頭。

 正確に数えたわけではないが、10倍くらいの差があったように感じた。大阪都構想の住民投票前日の5月16日におこなわれた自民党と大阪維新の会の立会演説会。集まった聴衆は歴然とした差があった。
 まず午後2時から大阪・難波の高島屋前で始まった車上演説に、自民党の反対派議員がズラリと並んだ。昨年12月の衆院選大阪11区で当選した佐藤ゆかりが司会を務め、大阪府連会長の竹本直一や堺市長の竹山修身、さらに京都府連会長の西田昌司まで駆けつけ、
「橋下徹に引導を渡しましょう」(西田)
 と高らかに声を上げた。その後、横浜や福岡などの政令市の市議団が入れ替わり立ち替わり車上に立ち、演説はおよそ1時間続いた。集まった聴衆の数は、ざっと200人くらいだっただろうか。
 かたや維新の会の演説は、その5時間後の午後7時にスタート。ガラス張りの街宣車の上に立ったのは、代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎大阪府知事の二人だけだ。にもかかわらず、集まった聴衆はおよそ2000人。(以下略)

 つまるところ、橋下徹さんたちは住民投票をなかば人気投票に持ち込めた。しかし、そこでも敗れたということでは。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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