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2015-07

スカイマーク再生迷走の元凶

本日発売の週刊現代ジャーナリストの目で、スカイマークの再生問題について取り上げました。

 なぜこんなに揉めるのか、首を傾げる向きが多いに違いない。民事再生手続き中のスカイマークの再生策がいまだ定まらず、ここへ来て新たな支援スポンサー企業として米大手デルタ航空が名乗りをあげた。(中略)
「この間、資金繰りに困ったスカイマークはANAに支援を要請したが、負債の中身があまりに不透明なのでANAは逡巡した。で、運航停止寸前まで追い込まれたところに、90億円の支援をしたのが投資ファンド『インテグラル』の佐山展生氏でした」(航空関係者)
 ANAにしてみたら、柿の実が熟すのを待つかのごとく、法的整理まで手を挙げなかったのだろう。半面、それがスカイマークの再生策づくりにおける主導権争いに発展する。
90億円を融通したインテグラルの佐山は債権者に対し、運航停止のピンチを救ったと主張。再生策づくりの主導権を握り、航空会社の支援を仰がず、独自にやっていくという方針まで打ち出した。が、さすがにそれは難しく、ANAがスポンサー企業として選ばれた。

 米デルタ対ANA。債権者による投票は8月5日ですが、かなりきわどい勝負になるかも。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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