2015-12

韓国慰安婦合意「双方で反発」の真意

 慰安婦駆け込み合意は、たしかに合意文書のない外交なので、実はさほど意味のない話かもしれません。双方が支持率アップなどのために政治利用しようとしているだけに過ぎないのでしょう。それに加え、新聞報道は、韓国内における挺対協の反発や日本の保守層の批判、中山恭子さんの「失望」発言などを大袈裟に取り上げすぎているように思えてなりません。
 そもそも法的責任や慰安婦像の撤去で日韓が合意できるはずもなく、お互い曖昧な表現を勝手に解釈しているだけ。外交上ではよくある話で、ただ、安倍さんとしては「日本国内でも反発がありますので、そこを理解してください」というメッセージを韓国側に送ることができりので、むしろ中山さんの発言はありがたいのではないでしょうか。
 今年もお世話になりました。皆さま、よいお年をお迎えください。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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