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2015-12

軽減税率導入で自民が折れた理由

 消費税10%に伴う軽減税率導入問題で、当初4000億円程度の生鮮食品プラスアルファを主張していた安倍首相や自民党があっさり折れ、加工食品を加えた1兆円規模の減税額に落ち着きそうです。そこで新聞などは財源問題を取りあげ、理念の欠如を訴えています。
 もっとも消費税は10%でもとうてい追いつかないのだから、15%、20%にそなえ、軽減対象を決めておくことが重要、という意見もあります。それはそれで一理あるかもしれませんが、自公があっさり同意したのはそういう話ではなく、単なる選挙対策でしょう。
 軽減税率問題では、新聞や書籍問題をスルーしています。どうやら新聞は文化・教養・知識・情報を高めるために不可欠だとして、宅配に限り導入されそうだとのこと。スポーツ紙などは除外される見込みで、聖教新聞や赤旗などは対象という話。気になる書籍は対象外になりそうですが、皆さんどうお考えでしょうか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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