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2015-12

以前にも議論されていた軽減税率

 昨夜、財務省の関係者と会ったら、やはり軽減税率問題の話になりました。その中でちょっと面白かったのが、軽減罪率はかつて政府から提案されたことがあったが、あっさり退けられた経緯があるとか。消費税3%の導入に伴う措置として、1・5%の導入を政府財務省が求めたというのです。このときも内容は今と同じで、外食と酒類を除く食料品全般を対象にしていたといいます。税額の半分の軽減ですからかなりのものですが、結局、与党もさほどやる気がなく、廃案になってしまったといいます。
 このとき軽減税率を導入していたら、今のような話にはならなかったのかも。今は政局に利用されるばかりですが、本質的には社会保障制度を補う財源であり、そこを見失っているようにも思えます。目下、財源確保のため11%という話まで浮上しているとか……。この際15%にしたらいかが?
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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