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2015-12

中韓の軟化で「駆け込み慰安婦合意」

 本日、岸田文雄外相が韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相と会談し、慰安婦問題で合意したとの報道がありました。年末の慌ただしい折も折の駆け込み合意の背景には、もとより中国や韓国の対日政策の変化があるのでしょうが、それだけ来年の世界経済は厳しいということの裏返しのように思えてなりません。
 とりわけ中国は難しい局面にあるようで、先だって会った政策投資銀行の幹部は、とくに習近平主席と人民解放軍との関係が要注意だと話していました。「習主席が掌握しているのは空軍のみ。陸と海は独自に行動をとっている。中国経済は人民解放軍の資金でかなり動いているので、どこでひっくり返るか。日本としてはその見極めが難しい」と。地方経済の疲弊が目立つ中国で、欧米企業の苦戦が伝えられますが、最も深刻なのが韓国ということでしょう。日本企業は出遅れている分今のところ救われていますが、年を越せば欧州や韓国の影響をもろに受けるかも。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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