2016-01

結局「秘書のせい」甘利大臣の往生際

 秘書の監督責任があると言い繕って経済再生大臣を辞任した甘利さん。なるほど、記憶が食い違っていると会見を先延ばしにした理由がよくわかりました。ヤメ険弁護士に授けられた会見内容をよく見ると、非常に微妙な発言をしています。ポイントの2回の50万円について、建設会社側はURへの口利きの謝礼といい、甘利さんは単なる政治資金だといいます。しかし、この会談の席上、URの関連資料を建設会社側から受け取り、それを秘書に手渡しています。つまり、秘書に「ちゃんとやれ」という指示をしたという話でしょう。
 そのあと、接待現場の秘書と建設側社側の顧問との詳細なやり取りが文春で公開されています。少なくとも、秘書の斡旋利得を裏付けるような話に受け取れます。あとは秘書とUR,さらに秘書と甘利さんのやり取りがどこまで詰められるか、たまには野党に期待したいものですが、それにしても50万円の現金とは安い大臣というほかありません。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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