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2016-02

きれいごとの「同一労働同一賃金」「外国人介護師」

 安倍政権が参院選に向け、労働問題で得点をあげようとしています。目玉政策は「同一労働同一賃金」の法制化と「外国人介護師の規制緩和」による人手不足の解消でしょうか。ただ、どちらもこれまでの安倍政権の方向性と正反対、やはり形ばかりのパフォーマンスになる可能性が高い気がします。同一労働同一賃金問題については、以前にも本ブログで触れましたけど、企業にとって低コストの非正規社員のうまみを容認してきたから今の歪が生まれている。それを解消すると経済界が困るのでは。
 また外国人による介護師を増やし、施設介護だけでなく訪問介護にまで広げるともいいます。これも根本的な発想は同じ。介護師の報酬が低いから人手不足になっているので、それを外人でその穴を埋めようとしているだけ。きれいごとばかり並べられても困りますが、ダブル選の準備とも言われ始めています。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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