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2016-06

大勝か圧勝か「沖縄県議選」の考察

 折しも米海軍の軍人が酔っ払い運転で逮捕された当日の5日、任期満了に伴う沖縄県議選が投開票され、翁長雄志知事が率いるオール沖縄が定数48議席のうち、27議席を獲得しました。沖縄は自民、公明が野党なので与党の勝利ということになります。
「26議席を取れば大勝利と考えていた。今のままの形で基地問題に取り組んでいきたい」と記者会見した翁長さん。改選前の23議席からすると4議席も増えたのは大勝といえるかもしれませんが、圧勝ともいえないでしょう。一方の自民党は改選前から1増の14議席、投票率は53.31%と前回より0.82ポイント上昇したものの、それほど盛り上がってはいなかったかもしれません。
 この結果をどう読むか、難しいところですが、当初の戦前予想では1月の宜野湾市長選を受け、自民が大躍進するのではないかと見られていました。単独過半数も行けるのではないか、と意気込んだ関係者もいましたが、そこへ軍属による女性殺害事件が起き、形勢がかなり変わりました。こう考えると、翁長陣営の大勝というのは間違いないでしょう。
 問題はこの勢いがどう参院選につながるか。沖縄ではよりによってまたも米海軍の飲酒事件が起き、盛り上がるのは必至。島尻さんは厳しい戦いになるでしょうが、それが全国的な波に広がるかどうか、そこは野党次第でしょうか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。

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