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2016-06

大戸屋「お家騒動」の真相

 今日大戸屋の株主総会が開かれます。今週号の週刊現代「ジャーナリストの目」でお家騒動のことに触れました。

 昨年7月、「大戸屋ごはん処」で知られる定食屋チェーン「大戸屋ホールディングス」のカリスマ創業者三森久実が57歳の若さで亡くなったとたん、お家騒動が勃発。一周忌を前に後継者と目されていた長男の智仁(27)をはじめ、10人いた役員のうち7人が退任する見込みなのだという。
報道によれば、創業者の亡きあと現社長の窪田健一(45)が創業家の排除に動いたという構図だそうだ。が、その実、なぜこんな事態に陥っているのか、肝心の原因については、会社側の説明もなく、まるで報じられない。一体全体どうなっているのか、探っていくと、当の跡取り息子智仁が口を開いた。
「窪田社長は父の従弟。父が社長に据えた親戚なんですが、実は今度の騒動の元凶は窪田社長ではなく、メインバンクの三菱信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)の元常務なのです。父が会社に招いた河合直忠さんという人で、父は河合さんを会長に据えていたのですが、その後、相談役に降格した。で、その河合さんが父の死後、後ろで糸を引いて窪田さんを操り、われわれを排除しようとしてきた」

 まだまだ騒動はおさまりそうにありません。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。

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