FC2ブログ

2017-11

加計学園「獣医学部設置認可」森友との違い

 加計学園の獣医学部設置が林芳正文科大臣により正式に認可されました。目下、衆参両院の文部科学委員会でその件を審議中で、報道を見る限り、焦点は例の4条件をクリアーしているかどうか、国家戦略特区における官邸の関与はあったか、ということになりそうです。
 で、すでに小学校の開校を断念している森友学園と加計学園の違いはどこか、考えてみました。まず森友は、私学審議会で「認可適当」の答申を得て準備を進めてきたが、最後の大阪府知事の認可が得られないとなり、設置申請を取り合下げました。加計の場合は大学設置・学校法人審議会の「認可答申」を経て、文科相が認可を決定。流れは似ています。が、最後のところでストップをかけられなかった。その理由の一つとしては、籠池理事長夫妻の詐欺事件により、大阪府が認可をストップできる状況にあったこともあるでしょう。ただし、なら、仮に刑事事件がなければ、認可されたかといえばそうでもないでしょう。
 つまるところ加計にもさまざまな疑惑があるけど、それを封じ込めてきたから認可という話。国家戦略特区諮問員会という首相肝いりのお墨付きがあれば、審議会は無力であり、文科省や文科大臣も右へ倣え、という結果なのだと思います。
スポンサーサイト



«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する