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2017-12

理由を明かさない地検「下村博文不起訴」

 東京地検に告発されていた加計学園による下村博文後援会への裏献金疑惑について、地検特捜部は22日、不起訴の判断をしたと読売新聞が報じています。
 12月に入り、地検特捜部は関係者から事情聴取をしてきた模様。実は下村さんが文科大臣時代に加計と同じように献金していたある後援者も呼び出しがあったとかで、「呼ばれたけど、体調不良を理由に断っている。下村事務所のK元秘書は事情を聴かれているけど、嘘ばかりついているようだ」との連絡がありましたので、地検は年内に不起訴で処理するつもりだろうとは予想していました。が、その理由についてはいっさい明らかにしていません。
 で、推察するに、理由の一つは200万円という金額があるのかな、とも思います。ただ仮に、献金額が少額だからという理由で不起訴というのでは、世論の批判を浴びる危険性があるので、それは言えないでしょう。そしてなにより、地検はかつて同じく博友会の裏献金疑惑を捜査していて不起訴にしているので、改めてそれを起訴しなおした場合、責任問題に発展する恐れもある。したがって最初から、やる気がなかったようにも感じます。
 しかし、問題が問題だけに不起訴の理由も明かさず、このまま臭いものに蓋でいいのでしょうか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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