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2018-03

森友文書「改ざん」重大ポイントその3

 森友学園の決裁文書改ざんでは、昨年4月から大阪地検によるけっこうな捜査が始まっていたみたいで、少なくとも12月には改ざんについて把握していたのは間違いなさそうですが、地検はどの時点で文書の偽造・変造に捜査を切り替えたのか、いまひとつ判然としません。この問題には、まだまだ見落とされているポイントがあります。
 たとえば誰が改ざんを知っていたか。それは財務省および近畿財務局の人だけではありません。民間の土地取引にたとえるなら、地主が国交省・航空局で、財務省は売買窓口の不動産屋という関係になります。つまり国交省の人たちも当事者であり、だからこそ決裁文書原本のコピーを持っていたのでしょう。
 で、問題は原本コピーを持っている国交省の担当者に、改ざんするにあたって財務省がどう対応したか。「絶対に改ざんを漏らすなよ」と因果を含める口封じをしていたと考えるのが普通でしょう。が、となると、会計検査院に原本コピーを渡していた事実と矛盾します。それは、そもそも財務省が口封じを忘れていたうっかりミスなのか、あるいは地検の捜査や会計検査院の調査に耐え切れずに白状したのか、そのあたりにも興味があります。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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