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2018-03

森友「文書改ざん」見落としがちな重大ポイント4

 森友学園の土地取引決裁文書改ざん問題では、原本にも書かれていない安倍昭恵夫人の件があります。16年3月、昭恵夫人が秘書の谷さんを通じて土地取引の件を財務省に問い合わせた1件。それが、なぜ原本に書かれていないのか、という点が話題になっています。
 籠池さんが立て替えていたと言っていたゴミ撤去費用の返済などに関する話。これについては、「あまりに生々しいのでさすがに意図的に落としたのではないか」とか、あるいは「予算にかかわる話なので本省の決裁文書に記されていて、まだ隠されているのではないか」などと憶測も呼んでいます。
 それはともかく、財務省にはいまだ公表されていない文書がたくさんあるはずです。一つは決裁文書に記す前に担当者が書き留めた詳細なやり取り。これは加計学園で文科省にみられたような「行政文書」と担当者の「手控え」の2種類があると思いますが、前者だと公文書、後者ならメモ。ただ、いずれも事実の検証には大切な文書であり、財務省の調査が本気なら、まずはこれらの細かいやり取りを表に出すべきでしょう。
1年以上経ったのですべて破棄した、などと逃げを打つのではなく、探せばどこかにあるでしょうから。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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