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2018-06

ようやく改ざんと訂正「麻生財務大臣」

 これまで「書き換え」という表現にこだわってきた財務省の麻生太郎大臣が、ことここにいたってやっと「改ざん」という言葉を使うようになりました。改ざんとなれば、その罪はすこぶる大きいはずですが、調査の結果、「主犯」と認定した佐川元理財局長は3か月の停職で、退職金が5000万円からその分の500万円減り、4500万円になるだけだといいます。また、麻生大臣にいたっては閣僚給与1年分の170万円の返上で大臣は続投。これで世の中がおさまるのでしょうか。
 佐川さんに対し、内閣府では「公務員を続けられないほどの重い処分だ」という話をしている役人がいるらしいけど、すでに公務員をやめているのだから、なんの意味もありません。国会であれだけの嘘をついてきた罪がこれほど軽いはずもなく、免職の上、退職金返上というのが普通ではないでしょうか。それでも当人にとっては塀の中に入らないだけラッキーということでしょう。
 これでは何のための調査、処分なのか、腹が立たない人はかなり鈍いのでは。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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